歯医者の待合室というのは、心がなかなか落ち着きませんよね。
これから歯の治療が始まるかと思うとどうしても気分が沈んでいってしまいますし「早く終わって欲しい」という気持ちがとても強いです。
ただ、歯医者に通っている以上途中で投げ出すわけにはいかないですし、おとなしく待っているしかないですよね。
つい最近私も歯医者に通い始めてそんな憂鬱な気分を存分に味わっているのですが、それを少しだけ和らげてくれている物があります。
それは、受付の女性が座っている後ろに飾られた花瓶と花の絵が描かれている絵画です。その絵画を見ていると、ちょっと心が安らぎます。
それは、その絵画がとても温かみのあるタッチで絵が描かれており、それを見ている瞬間だけはそこが歯医者であるという事実を忘れることができます。
その絵画に対してどれほどの価値があるのかはまったくわからないですし、そもそも私に絵のことを語れるだけの知識はありません。
ですが、その絵画を見ることによってリラックスできていることだけは事実で、その事実が私にはとても助かっていますよ。
その絵画について思い切って受付の女性に聞いてみると、それはリース絵画であるということを教えてくれました。
リース絵画ですから買ったわけではないのに、私のような患者に対して良い精神的な効果があるのですから、その試みは間違いなく良い方に作用しているのだと思いました。
リース絵画だということは、もしかしたら高名な画家が描いたというわけではないのかもしれません。
しかし、そんな絵画であっても十分人の心に安らぎと落ち着きを与えてくれますし、事実私は助かっていますので、その絵画を描いた人には感謝したい気持ちでいっぱいです。